いきなり宗教じみた話になるが、
書写山圓教寺での仕事は不思議なくらいに全ての事が好転していく。
結婚式という一日は、式場のように時間で制約をして自由度を消してしまわない限り、
本来はイレギュラーな事が当たり前にあって、当初の進行表通りには進まないものだ。
ぼくたちは出来る限り毎回毎回の結婚式を違うものにしたいと思って取り組んでいる。
式場とは全くもって真逆の考え方だろう。
式場は、ミスやクレームを恐れ、オートメーション化されたマニュアルに沿って全てが進行していくから。
だから当然、冷や汗をかくシーンに出くわすことも少なくない。
そのピンチをどうやって乗り切るのか!
ぼくたちの仕事のほとんどがそこに集約されていると言っていいものだ。
実際のところ、これまでの結婚式で幾度となく危ない場面に遭遇してきた。
で、その都度、知恵をしぼって、イイ方向に向かうように舵をきっていく訳だけど、それらが不思議とうまくいく。
時にはその解決が奇跡としか言いようのない場面もあった。
だからぼくたちの仕事は、運も必要なんだろうと真剣に考えている。
そして、圓教寺には仏様がいる。
運とご縁・・・、とはそういう事だ。
ただし運とご縁を得るためには日頃の行いが大切なんじゃないかと思うのである。
圓教寺で落ち葉を拾う。
一瞬、パッと別のところに投げてしまいそうになる。
でも今は、その落ち葉を自分のポケットに入れて持って帰り、どこかのゴミ箱に捨てるようになった。
そんな細かい事だけど、ひとつひとつの事がお客様の幸せにつながっているような感じがして・・・。
運とご縁は作り出せるもので、
それによってお2人と親族が幸せな一日を送れるのであれば、喜んでぼくは日々の行いを正していきたいと思う。
宗教じみているかもしれないが、
スウィートブライドという会社は、そういう会社だという事をわかっていただきたい。
圓教寺の仏様がいつもいつも助けてくれるのは、本当にありがたい事で、心から感謝なのである。
そしてぼくたちはただただ精進あるのみなのである。