【結婚】結納の方法

結納とは、古くからの風習で両家が婚姻関係を結ぶ際に酒を酌み交わし、その際に供される酒の肴を「結い物」と言いいましたが、それがなまって「結納」と言われるようになったものです。

現在では、結納を行うカップルは、全体の約3分の1です。3分の2は、結納はせずに、両家の顔合わせだけで済ませます。

その結納をする3分の1も「略々式結納」をするのが一般的です。

結納を行う場所

結納を行う場所としては、ホテル・専門式場・料亭・レストランを使うことが多いです。その場合は、両家が費用を折半して負担します。会場によっては、結納用のプランを提供していることがありますので、問い合わせてみましょう。

自宅で結納を行う場合は女性宅で行いますが、食事代を折半にする場合や、一方が食事代を負担する代わりに酒肴料(しゅこうりょう)を持参するか手土産を持参します。

結納の日取り

大安・先勝・友引を選ぶことが多いです。やはり仏滅は避けられる傾向にあります。

結納の服装

結納の際の服装は、男性はスーツにしましょう。

女性は、和装かワンピースにしましょう。

結納の進行

結納の進行は、ホテルや専門式場でする場合、担当の方が対応してくれる場合が多いです。進行に不安がある場合は、自宅は避けましょう。

結納の相場

男性側は、結納品・結納金・婚約記念品(=婚約指輪の場合が多い)を負担します。

女性側は、結納返し・婚約記念品(=スーツや腕時計が多い)を負担します。

結納品

古い時代の名残で、酒の肴として結納品を送ります。現在では、縁起を担ぐという意味で贈られます。なお、デパートや百貨店に行けば結納パックが売っているのでそれを買うのが一般的です。相場としては、関東は1~5万円。関西は、3~20万円です。

結納金 結納返し

男性は、一般的に結納金として70~100万円を女性に贈ります。

一方女性は、結納返しとして10~20万円を男性へ返します。

これは形式的なものなので、男性側からの結納金から事前に相殺して、女性は結納返しをしない場合があります。

あるいは、結納返しの金額と次に書く婚約記念品の予算を合わせて、男性へ婚約記念品として返す場合があります。

婚約記念品

男性側は、婚約記念品として30万円~50万円の記念品を女性へ贈ります。この場合、婚約指輪が一般的です。結納をする場合、女性へ贈った婚約指輪を結納の為に男性側が一旦返してもらい、再度女性へ贈ります。

女性側は、婚約記念品として10~15万円の商品を贈ります。前記の結納返しとの金額と合わせて、20万円~35万円の商品を贈るのが一般的です。贈る商品は、スーツや腕時計が多いです。

 

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