小学校の時、父が買ってくれたアコースティックギター。
当時、東海楽器が製造販売していたキャッツアイというブランド。
東海楽器と言えばマーチンの輸入代理店として修理をしていた関係上、「マーチンを知り尽くした人間が創った名器」といううたい文句だったように思う。
そうは言ってもマーチンの音色がわかるような年齢でもなく、たまたまその楽器店にキャッツアイがあったという事なんだけど。
それにしても、嬉しかったなぁ。
その日からはギター漬けの日々がはじまった。
そんなに上手くはならなかったけれど。
そんなぼくも大人になり、息子ができた。
長男は今年で小6になる。
ぼくが父からこのギターを買ってもらった年齢と同じだ。
そう思うと、人の歴史を感じる。
そして親の気持ちを想う。
ぼくの仕事はウエディングプランナー。
色んなところに親子の歴史があって、何かの時にその気持ちに触れ、気付くものだ。
何でもイイ。
何かひとつ、そんな絆の物語を探すこと・・・、それがぼくの仕事なんだ。
