ブライダルプロデューサーを生業にする者にとって、
何を大切に思って仕事をしているかという動機はいくつも存在する。

それは、年間組数や売り上げ、また収益で、はかれるようなものではない。

何が大切で、何が大切でないのか・・・・。
僕のような変わり種のプランナーは、いつもそんな事ばかり考えている。

仕事は突き詰めれば突き詰めるほどに奥が深いものだ。
何が大切かなんて、ひと言で言い切れるものではない。

ただひとつ言える事は、
社会的な恩賞は考えてもいないという事だ。

僕が創り出そうとしている世界観が、意味のあるものであるという確信と、
それを受け入れて喜び、感動してくれるお客様が存在するという確信があれば、
それ以外には何もいらない。

具体的な何かを求める事は、とてもわかりやすい事ではあるんだけれど、
僕は常に、「かたちの無いもの」、「目に見えないもの」を大切だと思い、追いかけている。

良きブライダル屋であるために・・・
だだっ広い砂漠のようなこの世の中で、迷い、悩み、その価値を追い求める。

でも悩んでも悩んでも、
そんな答えなんて、なかなかスッと手の中には落ちてくれないものだ。

だから今週末の結婚式もまた誠心誠意頑張ろうと思う。

お2人のために、親御様のために、そして僕なりの確信を得るために。