『生まれ育った想い出溢れる神社で』
生まれた時からそこにあって、小さい頃からの想い出が詰まった場所。
花嫁様の希望は、その神社で結婚式を挙げる事でした。
その神社は、赤穂郡上郡町にある天王山高嶺神社。
この播磨地域においては東の廣峯、西の高嶺と言われるくらい歴史ある神社です。
今は過疎化もあり、結婚式の需要はほとんど無い状況。
でも花嫁様の熱い想いを宮司も快く受けていただき、この神社で結婚式ができる事になりました。
そしてそれは花嫁様の夢だけではなくて、ご家族・ご親族にとっても大切な一日でした。
カツラに角隠しをした状態での衣裳合わせはとても珍しんですよ。
でもご親族がたくさん来られていたので特別に…
皆で喜びを分かち合い、とても楽しい衣裳合わせでした。
そして、いよいよ挙式前日。
花嫁様のご自宅に白無垢セットします。
明日はこのご自宅から出発するんです。
当日の朝、早くからご自宅で着付けがはじまりました。
お母様や叔母様も皆楽しそう。
花嫁様仕上がり、ご両親へのご挨拶の時間…
感謝の想いがあふれてきます。
そしてお母様に手をとられ出発です。
ご親族も集まりとてもあたたかい出立ちです。
花嫁タクシーも花嫁様の事をよく知ってる地元のタクシー会社にお願いしました。
ぞくぞくと集まってくるご近所の人たち。
皆さん本当に嬉しそう。
そして花嫁様の昔からの夢である高嶺神社での神前結婚式が厳かに執り行われました。
ご披露宴は神社の中にある社務所をお借りして、そこに特設の披露宴会場を作りました。
社務所のテーブルには和モダンなブルーのクロス、高砂にはゴールドのランナーを。
自然をテーマに白とグリーンの装花をセッティング。
竹の筒は叔父様が家の竹を切ってわざわざスウィートブライドのショップに持ってきてくれたんです。
可愛い姪っ子のために何かお役にたてればというお気持ちでした。
その竹の筒には桜の枝木を入れてアレンジしました。
テーブルの上に置かれた席次表、メニュー表は花嫁様の手作り。
赤い線で作ったマークをモチーフに神社らしい雰囲気に仕上がりました。
箸にはそれぞれゲストの名前を彫っています。
箸入れにもお名前をいれて、席札替わりにしました。
婚礼料理は、ケータリングで発注。
山の上の不便な神社ですが、ピュアランド山の里様にお願いし、懐石のコース料理を運んでいただきました。
さぁ披露宴の入場です。
花嫁様のお父様の夢は娘と一緒に歩く事。
でも実はお父様、少し前に病気で倒れて足が不自由になってしまったんです。
歩けなくて大変なところ、娘と手を組み一生懸命歩いてくれました。
BGMは美空ひばりの「愛燦燦」。
感動の入場シーンでした。
乾杯の鏡開きは宮司にお願いしました。
ここでもありがたい宮司からのお言葉を頂戴しました。
和やかに宴はすすみます。
そして白無垢から黒打掛にお色直し。
キレイーー!とゲストの皆さんも大盛り上がり。
そしてなんと、ご近所の友人家族がサプライズでお祝いに駆けつけてくれました。
嬉しいですね。
今回、お2人のもうひとつの希望はゲスト皆と話をしたい!という事。
式場等での披露宴ではなかなかゲストとゆっくり話す時間はないですから。
ゆっくりと席を廻りながら一人一人とお話をしました。
当社の司会者船引由衣子も全員にマイクを向けながらアットホームな宴を盛り上げています。
そして宴もおひらきになり、社務所の入り口で送賓。
早朝からとても長い一日でしたが、お2人の想いが形になった素晴らしい一日でした。
そしていつまでもご親族の笑顔がある一日でした。
※招待状も席次表と同じマークを使った手作り。
中には、高嶺神社の説明の紙も入れてゲストの皆さまにも共有していただきたいという想いに溢れていました。
全ては皆さまのあたたかい協力によってできた結婚式だったと思います。
ご親族それぞれが挙式の前にスウィートブライドのショップにわざわざお越しになり、
それぞれの気持ちを伝えてくれたりする事ってなかなか無い事です。
大切にしたい結婚式のひとつの形ですね。
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produced by SWEETBRIDE
planner : Ryo,Nakamichi
Master of ceremony : Yuiko,Funabiki
hair&make : Miharu,Omi
photograher : Fumika,Nishimatsu
flowr : Sanae,Motokubota
fabric : Mieko,Masaoka
attendant : Suzue,Nakamichi
ceremonial hall : Takamine Jinja
reception hall : Takamine Jinja
catering : Pureland Yamanosato